業界の動き/日本クリーニング新聞 本紙から 2008

2008年業界展望/業界も自立再生する大人に!

平成もついにハタチ。人も仕組みも劣化状況。業界に、人不足、原材料高、環境問題が迫る。誰も助けてくれない。様々な問題をみながら2008年を展望。

*掲載号:2008年1月5日号/No.1483

 

大阪府、環境条例の運用強化へ

クリーニング店からのVOC(揮発性有機化合物)排出量が微増のままの大阪など関西圏。その中で大阪府は、環境条例の改正を受け、4月から数値確認など運用強化を図ることに。

*掲載号:2008年1月15日号/No.1484

 

遠赤乾燥機でCO2削減と品質アップを実現

岐阜の大手・張文が、クロセテクニカルの遠赤外線乾燥機を導入、蒸気から電気へ大胆なエネルギー転換に踏み切った。環境対応とコスト大幅削減、品質向上で強烈な成果。

*掲載号:2008年1月25日号/No.1485

 

東京展の主催決定持ち越し

業界最大の行事である全国展の主催3団体の初会合が催された。東京での隔年開催を主張する産機工と、東京・大阪交互の毎年開催を譲らぬ全ク連の意見は平行線のまま、12月の東京展の主催決定は持ち越しとなった。

*掲載号:2008年2月5日号/No.1486

 

家計クリーニング支出9000円割り込む

2007年の1世帯当たりクリーニング代支出額がついに9000円台を割り込み、前年比1.9%減の8890円となった。総需要額は0.7%減の4597億円、15年連続のダウンだ。

*掲載号:2008年2月15日号/No.1487

 

靴・鞄のメンテナンスで新提案

靴や鞄のメンテナンスに取り組む店が増える中、知識・技術の不足で顧客ニーズになかなか応えられないケースが増えている。そうした状況に対し、ワイズプラントが専用乾燥機を開発、同時に〈品質〉〈ブランド〉を重視した新事業を発表。

*掲載号:2008年2月25日号/No.1488

 

佐賀の明治屋、新水洗いで品質向上と環境対応

佐賀の(株)明治屋クリーニング(大石孝二社長)が本社工場に導入したエレクトロラックスの「ラグーンシステム」。〈世界のブランド〉ウールマークが認証した世界唯一の水洗いシステムで、〈高品質〉〈環境対応〉を両立させる技術として今後の業界の新ビジネスを示唆するケースとして提示された。

*掲載号:2008年3月5日号/No.1489

 

生産性協議会50周年「変化恐れず次の50年へ」

日本クリーニング生産性協議会が3月3日、東京・虎ノ門で「創立50周年記念式典」を開催。業界をリードする経営者を研修・育成、また海外の業界との交流は特筆すべき成果をあげている。「経営管理者講習会」も記念の50回を数えて同時開催。練ったテーマと大物講師によりセミナーを行った。全国から会員、関係者が多数集まって盛大に祝い、〈次なる50年へ〉意思をを改めた。

*掲載号:2008年3月15日号/No.1490

 

めんて研20周年、業界改革の次の10年へ

繊維商品めんてなんす研究会は3月18日、東京・六本木で創立20周年記念式典を開催、OBや関係者ら120人が盛大に祝った。繊維・アパレルの基礎を学ぶ人材育成機関として出発した同会は、関連業界との関係を広げる10年を経て、〈クリーニング・アドバイザー資格制度〉など業格向上、新しいプロ像の追求という実践の10年を展開。次の10年の飛躍が期待される。

*掲載号:2008年3月25日号/No.1491

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環境対応と経営―本紙ら、7月にテーマ展示会を開催

業を取り巻く環境は、依然続く需要減・市場縮小の中、VOCやポリ袋回収問題、原油高騰でのコスト増と暗雲晴れず、停滞感が増すばかり。それに対応し、コスト削減や省エネ実現で消費者ニーズに応え、売上回復を図って次代を展望するには、やはり“技術革新=イノベーション”で立ち向かうしかない。このたび本紙とクリーニング流通新聞、クリーニング情報ネットワーク協議会は、低迷状況打破、業界活性化と市場創造、新しい価値の発見、付加価値提案のための最新技術網羅イベント「テーマ展示会」を7月16日(水)17日(木)東京流通センターで開催することになった。

*掲載号:2008年4月5日号/No.1492

 

めんて研〈TeMA-CA会〉発足、会社の枠超え接客革新を

繊維商品めんてなんす研究会(TeMA、加藤英雄会長)クリーニング・アドバイザー(CA)の資格者有志が集まり、「TeMA-CA会」が発足した。新しい付加価値の発見、すなわち受付の実力向上を図ることで業格と業績アップを目指そうと、06年にスタートしたCA資格制度は、第1期は合格者23名を誕生させ、07年第2期生も23名が合格。資格者のほとんどがパート・アルバイト従業員という業界初の組織であるが、めんて研の支援を受けながら、会社の枠を超えて連帯し、相互交流や研修活動を通して業界のカウンター力向上へ一石を投じることになる。

*掲載号:2008年4月15日号/No.1493

 

〈繁忙期速報-1〉九州・四国、3月好調も4月大幅にゆるみ

生活関連品が軒並み値上がり、景況不安定がそのまま商戦に影響した1月2月の不振の中、待望の春の繁忙期がスタートした。日本の春は西日本から徐々に上がってくる桜前線とともに始まるが、近年は温暖化の影響で首都圏が皮切りになる模様。ともあれ第1弾は九州・四国地方から。1月2月の憂さを晴らすように3月は全体に好調で、前年の2ケタ増を上げる業者も多かったが、寒さのぶり返しとともに4月は品物の動きも一気に鈍り、大きく弛んだ。家計の〈節約意識〉が厳しく立ちはだかっている。ここを踏ん張ってきめ細やかな販促や技術アピールで応戦するところが後半戦に勝利する。

*掲載号:2008年4月25日号/No.1494

 

テーマ展08出展者説明会を開催、参加者続々名乗り

「環境対応とクリーニング経営」をテーマに最新の機械から溶剤、システムを展示・実演、業界の問題意識を集結し、技術の現況を外へ向かってアピールとともに、内に向けては停滞する業界へ大きな刺激にしたい――こうした意図で企画された「テーマ展示会」は、インパクトを持って迎えられ、企画に賛同する各メーカーや企業から参加申込が続く中、4月15日、東京流通センターで「出展者説明会」が開催された。当日即決した企業もあり、着々と内容が固まっている。テーマ展の主催は本紙とクリーニング流通新聞、クリーニング情報ネットワーク協議会、7月16日(水)〜17日(木)東京流通センターで開催する。

*掲載号:2008年5月5日号/No.1495

 

石油だけでない!自助努力超す未曾有の資源高

5月5日ニューヨーク原油先物相場は初めて5バレル120ドルを超え以後5日連続最高値を記録、原油価格高騰に歯止めがかからない。当然石油関連品の大幅値上げを引き起こしているが、石油だけでなく鉄鋼やステンレス、ゴム等の資源も中国などBRICs4カ国の消費拡大をトリガーに上がり続け、機械メーカーを直撃。自助努力を超える高騰であり、いかにこの事態に対応して業を支えるか、最大級の課題となりつつある。

*掲載号:2008年5月15日号/No.1496

 

〈08春の繁忙期総括〉5月商戦で力の差

北海道では史上最速で札幌、旭川で開花、東北のサクラも早かった今年の春の模様。途中、寒の戻りはあったが、北も南も比較的早めに展開した「08年春繁忙期」の商況の結果が出揃った。既にお伝えしているように、3月は全体的に好調で大いに期待を持たせたが、4月は気温や天候の具合が崩れ、前年比ダウンとなって3月の取り分を吐き出し、5月で今年の成否を賭ける5月型となった。そしてGW前後で着実に伸ばした業者と勢いを失ったままで終わった業者の力の差がくっきりと分かれた。

*掲載号:2008年5月25日号/No.1497

 

全ク連総会、三役再選「業界の大同団結目指す」

全ク連は5月29日、第50回通常総会を東京・紀尾井町のホテールニューオータニで開催、07年度事業報告・決算報告、08年度事業計画・収支予算案などを審議、可決したほか、任期満了に伴う役員の改選を行った。役員の改選では青山亨会長(東京)はじめ、副会長3人及び専務理事の三役全員が再選され、前期と同じ顔ぶれで第2次青山体制がスタートすることになった。3月末現在の組合員数は1万3665人で、前年同期に比べ758人、5.3%減少した。

*掲載号:2008年6月5日号/No.1498

 

これが08業界サミットだ、テーマ展に出展40社以上

ガソリン価格が上昇し続け、コスト高で景況は不安感に溢れ、家計も節約ムードが高まる。需要縮小と業者減、VOCやポリ包装回収問題と課題は山積。しかし厳しく苦しくとも誰も解決してくれない。問題と現況を捉え直し、先行きを見通さなければならない。新聞2社と情報ネットワーク協議会が「問題提示と現況把握」「次なる時代へ」の主題で7月16〜17日東京流通センターで〈テーマ展〉を催す。「こういう時だからこそ出展して、論じ合い、前へ進むエネルギーを掴もう」と多くの出展と協賛を得て、展示・セミナーの内容が固まってきた。

*掲載号:2008年6月15日号/No.1499

 

光触媒でパーク汚染土壌を浄化

業界が抱える様々な課題の中で抜きん出て厳しいものが土壌汚染。対策費は半端な額ではなく土地売却費を超える。大企業はともかく中小企業では事業者負担は深刻な問題。浄化処理方法はいくつか出ているが、安価な対策は確立されていない。そうした中、光触媒シートを利用して汚染土壌を浄化する技術が実用化に向け進展、効果が確認されたと情報が入った。しかも営業を続けながら浄化できるという。その全貌が7月開催「テーマ展示会」オープニング講演で明らかになる。

*掲載号:2008年6月25日号/No.1500

 

リヴァイブ、新工場の障害者更生施設に高評価

(株)リヴァイヴ(仙台、鎌田厚司代表)は7月21〜22日、泉区松森に建設した新工場の披露式を行った。グループ企業の(株)リヴァイヴ岩手及び(株)アドヴァンスの力を結集すべく3工場を移転したもので、多くの関係者が祝いに駆けつけた。注目は知的障害者更生施設をきっちりと組み込み、安定した運営していること。関東や北海道にはあるが、東北ではほとんど見られない成功例として評判になり、障害者関連の見学が相次いでいる。

*掲載号:2008年7月5日号/No.1501

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地域・従業員にやさしい環境工場/姫路IDC

日本クリーニング生産性協議会が、第28回経営研究会・西日本シリーズで、姫路の(株)IDCのを訪れ、仕上作業場全体に空調システムを組み込んだ新工場を見学した。仕上機から発生する熱気を機械上部に設けた熱排気筒で吸い込み、乾燥機に送り込んで、循環・再利用する「熱エネルギー高効率化」を実現。そこには「働く従業員や地域にやさしい工場を」との意図が込められていた。

*掲載号:2008年7月15日号/No.1502

 

業界に新ステージ!テーマ展08活況

本紙ら新聞2社と情報ネットワーク協議会が「こういう時期(とき)だからこそ既存思考から脱却、最新イノベーションを出展し、並べ論じ合い、前へ進むエネルギーを掴もう!」とテーマを前面に掲げ開催した〈テーマ展示会〉は、賛同する多くの出展と協賛を頂き、7月16〜17日に東京流通センターで開催。「環境対応とクリーニング経営」に絞った内容、業界初の平日開催と、過去のデータが無いイベントだったが、全国から意欲溢れる来場者が集結、業界に新ステージを開いた。

*掲載号:2008年7月25日号/No.1503

 

上半期需要額0.3%増、下半期は不透明

今年上半期(1〜6月)の1世帯当たりクリーニング代支出額は前年同期比0.9%減の4934円で、減少率は前年の1.0%に続き小幅にとどまったが、4年連続の前年割れ。一方、総需要額は0.3%増の2558億円で、昨年の0.1%増に続き2年連続で伸びを記録した。15年続いた需要の沈降も、いよいよ着地点が見えてきたと期待されるが、値上げの高波が生活のあらゆる場面を飲み込もうとしており、下半期の情勢は不透明といえる。

*掲載号:2008年8月5日号/No.1504

 

業のイメージ変えるヨーロッパ

「消費ファッションからクォリティデザインの世紀へ」――繊維製品の品質管理に関する情報紙「パンドラ」により精力的に情報を送り出している「品質情報研究所」(住連木まさし所長)が7月上旬欧州視察を行った。21世紀はエコロジー指向で衣料・ファッションが置かれる状況が大きく変ろうとしている。欧州の店、工場でのクリーニングにどんな変化が起きようとしているかの実例視察となった。

*掲載号:2008年8月15日号/No.1505

 

ホワイトウィングス、シミ抜きでプライド構築

店舗差別化で消費者へのアピール度No.1といえるシミ抜き。静岡の(株)ホワイトウィングスは、そのシミ抜きを企業体質改善の有力ツールとして導入し、全社的スキルアップによって見事「企業の看板」とすることに成功した。売上を支える強力な武器へと育て上げた。

*掲載号:2008年8月25日号/No.1506

 

新市場創造・帽子クリーニング、製造技術生かし新品同様に再生

繊維商品めんてなんす研究会ゼミ科は8月28日、帽子製造メーカー(株)よこい(埼玉県春日部市)の工場を見学した。同社は、幼稚園のフェルト制帽や麦わら帽、婦人警官帽などを製造し、その技術を踏まえ近年帽子クリーニングへ進出。ゼミ科生でも既に商品化している業者もいて熱心な意見交換会となった。

*掲載号:2008年9月5日号/No.1507

 

官民共同でポリ包装の店頭回収事業/仙台

宮城県生衛組合とNPO法人環境会議所東北、仙台市が8月22日、全国初の官民共同クリーニングポリ包装カバー店頭回収事業「リサイクルランドリー」を開始した。全ク連を中心に取り組む自主回収システムは「法の壁」は阻まれ、立ち往生状態だが、NPOを挟む新発想で法的問題をクリアするシステムが構築された。

*掲載号:2008年9月15日号/No.1508

 

全国展128社684小間、前回東京と同規模で

今年は12月開催となった業界最大のイベント、全国展「クリーンライフビジョン21―2008東京国際クリーニング総合展示会」の出展者説明会が、9月18日、東京・四谷で行われ、開催概要が発表された。出展者数は128社、小間数は684小間で、一昨年の前回東京大会に比べると出展者数は166社から38社減少しているが、小間数は前回の684小間と同じ。

*掲載号:2008年9月25日号/No.1509

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未開拓市場で需要を喚起

値上げラッシュが止まらず、節約指向が一段と進んで需要が停滞する中、活路を拓くのは家庭洗濯ではできないメニューの提供。その代表格が「特殊品」を扱うホールセールだ。日本ドライクリーニング協会は「需要喚起に向けて営業品目拡大による売上アップ」の命題を掲げ、神奈川・平塚の湘南東京ホールセールを訪問、新開発の「プラチナ・ウェディング・パック」などを見学し、その可能性を追求した。

*掲載号:2008年10月5日号/No.1510

 

市場縮小に工場改善で対抗

第9回毛利春雄セミナーが10月7日、神戸で開催された。依然マーケットが縮小し、課題山積の中でいかに企業力を高め、将来に挑むかに腐心する経営者にスポットを当てたもの。近年大胆に工場改善を断行した3社の社長が目的や効果を語り、それはそのまま〈経営者哲学〉に触れる興味深い内容となった。それぞれ地域を代表する実力は企業の核心が聞けるとあって、全国から80人以上が参加する催しとなった。

*掲載号:2008年10月15日号/No.1511

 

景況失速、全国で「停滞」

「百年に一度」といわれる金融危機が世界に広がり、株価や原油、為替市場を混乱に陥れて、実体経済の悪化を招いている。政府月例経済報告では景況は「弱まっている」と下げの判断、日銀地方経済報告も「全域で停滞」。日本経済を牽引してきた首都圏、関東甲信、愛知・東海も下向きで、今後一層厳しい経営が迫られる。業界の上場3社の株価推移も相当ひどい。原油相場急落で、最大の難題だった溶剤や石油製品のコストは一息つけそう。

*掲載号:2008年10月25日号/No.1512

 

東日本ク協組、ベトナム企業と合弁会社

東日本クリーニング協同組合は、ベトナム・ハノイで研修生送出センターを持つ現地企業と合弁会社を設立した。日本製機械を送り込み、同国クリーニング市場の向上を図るとともに、会話力と日本使用システムに慣れた即戦力の研修生を育成するプランを進める。中国やベトナム、フィリピンなどから多くの研修生が来日しているが、送出国で本格的にスキルを磨いてぃる例はなく、注目される。

*掲載号:2008年11月5日号/No.1513

 

靴・鞄メンテナンス、地方で活況

大会名、テーマを一新した業界最大のイベント「クリーンライフビジョン21―2008東京国際クリーニング総合展示会」が12月5日から3日間、東京ビッグサイトで開催される。主催者ブースも含め151社708小間(11月10日現在)のスケールで行われる。一昨年の東京展とほぼ同じ規模で。昨年の大阪展は主催を外れた産機工が「東京のみ参加」の方針に従って復帰、実演が多くなる。昨今の不況感を蹴り飛ばすイベントに盛り上げたい。

*掲載号:2008年11月15日号/No.1514

 

景況失速、全国で「停滞」

高級品の消費は都会、地方関係なく、どの家にもブランド物の靴や鞄、衣料がある。当然「お気に入りを長く愛用したいニーズ」が生じるが、それに応える〈お直し〉システムが足りていない。特に地方は拠点不足だが、ワイスプラントの「靴・鞄クリーニング&リペア事業」が各地のクリーニング店に迎えられ、1年足らずで22社200店強に普及した。新メニューでのマーケット再生、新規客増、売上アップに貢献する。

*掲載号:2008年11月25日号/No.1515

 

全協、土壌汚染対策に現場の声反映を

全協は最大の重要行事「第17回環境保全全国大会」を11月21日東京で開催した。山積する課題の中からテーマに選んだのは「めざせ環境、省エネ新時代!!」。石油製品値上げや人手不足、景気後退と直近の経済・マーケットの問題はあるが、「安全とコスト」の両面に視点を置いて業の根本を考えなくては今後の展開はない、との考えに立ち、具体的には土壌汚染対策、節約の基本と実践を論じた。20年以上継続している「環境保全対策アンケート調査」も報告。

*掲載号:2008年12月5日号/No.1516

 

特殊品の受付システム改善ツール好評

東京展では特殊品扱いのブースに多くが集まった。労働人口減、団塊の世代の大量リタイアで主力の背広やワイシャツのダウンが予測され、対策として特殊品メニューに挑もうというものだ。しかし特殊品は相応の受付知識や手順が不可欠。それが不足しているためクレームが発生しやすく二の足を踏むクリーニング店も多い。それに対して小羽皮革が、外注委託の問題点解決へ「受付システム改善ツール」を考案、注目を集めた。

*掲載号:2008年12月15日号/No.1517

 

2009大阪展に再び暗雲

昨年末の12月15日号で「08年東京展に暗雲」との見出しを打ったが、1年を経た年末号で再び「09年大阪展に暗雲」の見出しをつけざるを得なくなった。06年からの産機工〈東京での隔年のみ参加〉主張が通る中、07年大阪展は大不評を招いて根本的な「展示会のあり方論」まで踏み込む論議が交わされ始めた。全ク連は09年大阪展開催を発表しているが、機材商団体まで「不参加も選択肢」の行動を取る可能性が出てきた。

*掲載号:2008年12月25日号/No.1518

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ニックリ本紙から 2008

 

  • 2008年業界展望/業界も自立再生する大人に!(1月5月号)
  • 大阪府、環境条例の運用強化へ(1月15月号)
  • 遠赤乾燥機でCO2削減と品質アップを実現(1月25月号)
  • 東京展の主催決定持ち越し(2月5月号)
  • 家計クリーニング支出9000円割り込む(2月15月号)
  • 靴・鞄のメンテナンスで新提案(2月25月号)
  • 佐賀の明治屋、新水洗いで品質向上と環境対応(3月5月号)
  • 生産性協議会50周年「変化恐れず次の50年へ」(3月15月号)
  • めんて研20周年、業界改革の次の10年へ(3月25月号)

 

  • 環境対応と経営―本紙ら、7月にテーマ展示会を開催(4月5月号)
  • めんて研〈TeMA-CA会〉発足、会社の枠超え接客革新を(4月15月号)
  • 〈繁忙期速報-1〉九州・四国、3月好調も4月大幅にゆるみ(4月25月号)
  • テーマ展08出展者説明会を開催、参加者続々名乗り(5月5月号)
  • 石油だけでない!自助努力超す未曾有の資源高(5月15月号)
  • 〈08春の繁忙期総括〉5月商戦で力の差(5月25月号)
  • 全ク連総会、三役再選「業界の大同団結目指す」(6月5月号)
  • これが08業界サミットだ、テーマ展に出展40社以上(6月15月号)
  • 光触媒でパーク汚染土壌を浄化(6月25月号)

 

  • リヴァイブ、新工場の障害者更生施設に高評価(7月5月号)
  • 地域・従業員にやさしい環境工場/姫路IDC(7月15月号)
  • 業界に新ステージ!テーマ展08活況(7月25月号)
  • 上半期需要額0.3%増、下半期は不透明(8月5月号)
  • 業のイメージ変えるヨーロッパ(8月15月号)
  • ホワイトウィングス、シミ抜きでプライド構築(8月25月号)
  • 新市場創造・帽子クリーニング、製造技術生かし新品同様に再生(9月5月号)
  • 官民共同でポリ包装の店頭回収事業/仙台(9月15月号)
  • 全国展128社684小間、前回東京と同規模で(9月25月号)

 

  • 未開拓市場で需要を喚起(10月5月号)
  • 市場縮小に工場改善で対抗(10月15月号)
  • 景況失速、全国で「停滞」(10月25月号)
  • 東日本ク協組、ベトナム企業と合弁会社(11月5月号)
  • 靴・鞄メンテナンス、地方で活況(11月15月号)
  • 景況失速、全国で「停滞」(11月25月号)
  • 全協、土壌汚染対策に現場の声反映を(12月5月号)
  • 特殊品の受付システム改善ツール好評(12月15月号)
  • 2009大阪展に再び暗雲(12月25月号)